やまなみメンタルクリニック

新学期前に増える子どもの不安

— 春は心が揺れやすい季節です —

3月から4月にかけては、子どもたちの環境が大きく変わる時期です。
クラス替え、担任の先生の変更、新しい友達関係、進級・進学…。
大人にとっては「成長の節目」でも、子どもにとっては大きなストレスになることがあります。

この時期は、普段は元気なお子さんでも、不安定な様子が見られることが少なくありません。


■ 新学期前に見られやすい不安のサイン

子どもは不安を言葉で説明できないことが多く、行動や身体症状としてあらわれます。

• 朝になるとお腹が痛い、気持ち悪いと言う
• イライラや癇癪が増える
• 甘えが強くなる
• 寝つきが悪くなる
• 「学校が心配」「クラス替えがいや」と言う
• 春休みなのに元気がない

これらは、環境の変化に対する自然な反応でもあります。

■ 環境の変化が苦手な子どももいます

特に、発達特性(ASD・ADHDなど)のあるお子さんは、変化に対する負担が大きくなりやすい傾向があります。

例えば、

• 見通しが立たないことが不安になる
• 初めての環境に強い緊張を感じる
• 予定変更に対応しづらい
• 失敗への恐れが強い

これは性格や甘えではなく、特性による感じやすさによるものです。

■ 春休みにできる「心の準備」

新学期の不安を少し軽くするために、ご家庭でできることがあります。

① 見通しを伝える

わかっている範囲で構いません。
「4月になったら新しいクラスになるね」など、少しずつ話題に出すだけでも安心感につながります。


② 生活リズムを整える

長期休みで昼夜逆転になると、不安が強まりやすくなります。
起床・就寝の時間を大きく崩さないことが大切です。

③ 不安を否定しない

「大丈夫」「心配しすぎ」ではなく
「心配なんだね」と受け止めることが安心につながります。

④ 小さな成功体験を積む

できたことを具体的に認めることで、自信が育ちます。

■ こんなときは早めに相談を

• 新学期が近づくにつれて不安が強くなっている
• 身体症状や登校しぶりが続いている
• 家族が対応に困っている
• 環境変化への適応が難しい

早めにサポートを受けることで、不安が軽くなることがあります。

■ おわりに

春は、子どもにとって「期待」と「不安」が入り混じる季節です。
不安を感じること自体は自然なことですが、強くなりすぎると生活に影響が出てしまいます。

やまなみメンタルクリニックでは、
発達の視点も含めながら、お子さんとご家族の不安を一緒に整理していきます。


気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

やまなみメンタルクリニック

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